月の土地が買えるというのを皆さんご存知でしょうか?実は2002年に月の土地を販売する代理店が日本にも出来たため、日本人でも簡単に月の土地が購入できるようになっているのです。「面白い!」と思ったので買ってみました!プレゼントにも最適だと思います!
どうやって買えるの?
月の土地は”Lunar Embassy(ルナエンバシー)”という会社が独占的に販売しています。本社はアメリカにあり、日本にもルナエンバシージャパンという販売代理店が存在しています。販売代理店から購入することも可能ですし、本社から直接購入することも可能です。全世界では130万人以上、日本でも既に15万人以上が購入しているそうです。
Lunar Embassy https://www.lunarembassy.com/
ルナエンバシージャパン http://www.lunarembassy.jp/
誰が売り始めたの?
凄く簡単に説明しますと、アメリカ人男性のデニスさんがある日「月は誰のものなのだろう?」と思い、月に関する法律を調べてみると"宇宙条約"というルールしか定められていない事を知りました。そしてその宇宙条約によると、月は特定の国が所有することはNGと書いてあったのですが、特定の個人が所有することに関して言及されていませんでした。
そこでデニスさんは個人で所有してしまおうと考え、月の所有宣言書を個人で作成してアメリカとソビエト連邦に許可を取りました。これによりルナ・エンバシー社を設立し、世界で初めての「地球外不動産業」が開始したのです。
天才ですね。笑
資産価値はあるの?
結論から言いますと、現時点では資産価値はあるっぽいです。つまり将来的に月にマンションを建てようとどこかの企業が計画した際に、その計画土地を自分が所有していたら販売することは出来るっぽいです。
なぜこんなにも曖昧なのかと言いますと、月の土地販売が開始した後に作られた"月協定"に関係があります。月協定によると「月は特定の個人が所有してはならない」と言っています。つまり月協定に従うと、月に資産価値は無く、僕の様に土地を購入してもその土地に対する命名権が与えられただけの状態ということになります。しかし、この月協定を現時点で支持しているのが、実は世界200カ国の中で6カ国だけなのです。アメリカや中国などは支持していません。
つまり月協定に従うと資産価値は無いが、今のところほとんどの国が支持していないので現時点では資産価値は認められている。という将来的にひっくり返ってしまう可能性を秘めた資産なのです。
いくらで買えるの?
2017年11月現在、ルナエンバシージャパン経由ですと2700円(税、送料込み)で1エーカー(約4000平方メートル)購入することが出来ます。ちなみに月全体の表面積は3796万平方キロメートルあります。
正直面積が広大なので、資産価値は短期的には全く期待できませんが、ロマンを買うと思えば安い値段なのではないでしょうか?参考までに、月の土地単価は計算してみると日本の平均土地単価の約25万分の1でした。笑
買ったら具体的に何がもらえるの?
月の土地権利書・憲法・地図がもらえます。
これで晴れて僕も月の土地の所有者になりました。ばんざーい!笑
僕は月の地球側の土地の南中した時に左下あたりに見える土地が買えました。ちなみに土地の場所は指定できないそうなので、ご注意を。
調べてみると、僕が購入したエリアは「湿りの海」と言われている盆地の一部だそうです。将来、人間が月に水を運んで海を作ろうとなったら真っ先に沈んでいくエリアを購入できたということですね。笑
まとめ
正直、購入したことによる金銭的・物理的メリットは何もありませんでしたし今後も無いでしょう。ただ土地を購入してから何となく月を見るのが楽しくなりましたし、友人に話すと面白がってくれるので買ってよかったかな~とは思っています。
皆さんもロマンを求めて月の土地を購入してみてはいかがでしょうか?そしてゆくゆく、日本が世界で一番月の土地を持っている国になったら面白いと思いません?笑