けんのすけです!
airbnbを筆頭に日本でも根付いてきた、所有物の空いているスペースを自分が使わない時間帯だけ貸し出すビジネスシェアリングエコノミー。その中でもUberを中心にライドシェアリング(カーシェアリング)のサービスは日本でも一般的になりつつあります。
nottecoって何?
nottecoとは「自動車で〇〇へ行く用事があるが、車内の座席が余っているドライバー」と「〇〇へ行きたいが手段(新幹線、バスなど)が決まっていない人」をマッチングさせてくれるサービスです。現在は主に長距離移動の際の手段としてのみ用いられています。お金のやりとりも現金による個人同士の受け渡し、集合時間や解散場所も個人間の口約束で成り立っています。ちなみに僕は東京⇄愛知を2,000円×2で何の問題も無く利用させて頂きました!
日本におけるライドシェアの現状(2017年11月)
notteco利用方法

基本情報登録、本人確認書類の提示を終えると早速利用可能です。TOPページや検索ページに自分の希望する出発場所と到着場所(都道府県単位)を入力すると、乗車可能なドライブの一覧が表示されます。その他にも日付、出発時間、女性限定ドライブ等いくつかの項目でフィルタをすることが可能です。
希望のドライブが存在した場合、そのドライバーと直接コンタクトを取ります。そこからはチャットで時間や金額を確認して、両者が承認した場合にのみ契約成立(口約束ですが)となり準備完了です。
東京→愛知
現在は到着予想時間もドライバーの一存で決められているだけなので、将来的に出発時刻より到着時刻を機械的に算出してくれるなど、改善してほしい点です。
愛知→東京
復路は、実はnottecoを利用せずに往路で知り合った男性に僕の望んでいた時間帯に、僕を拾い東京まで乗せて行ってくれると言って頂いたので、乗せて頂きました。車はトヨタのエクスファイア、とても快適でした。大きな渋滞に巻き込まれることも無く、口約束で決めていた2000円をドライバーにお支払いしたのみで無事に東京に帰ってこれました。
実は僕を拾ってくれた場所ですが、こちら側の都合に合わせて頂いて直前まで遊んでいた長島スパーランドから5分の場所で拾っていただきました。やはり初対面の人よりも一度会っている人だったので色々スムーズにお互いにストレス無く決められたと思います。
nottecoのドライバーは定期的に同じ道を往復されている方も多いそうなので、同じドライバーさんを複数回利用することによって、より安心で安全で楽しい旅ができるのではないかと思います。
個人的感想
- 賃金の受け渡しが個人間の口約束かつ現金でのやり取りである点
- ドライバー、乗車者の評価方法
ここで注目して頂きたいのが、「レーティング数」「高レーティング率」です。レーティングとは相手を評価するということですので、ドライバーが乗車者、乗車者がドライバーを評価するということになります。このレーティングの数と高い評価の割合を会員ステータスの基準に含めているのですが、nottecoの場合サービス利用後に互いに互いを認識した状態でコメント付きで評価します。
つまり、何時間も時間を共有した人に対して、低い評価をする場合は自分が低い評価を与えたことが相手に伝わります。すると低い評価をされた方も、人間の心理的に相手にも低い評価を与えるでしょう。こうすると互いに会員ステータスが上がっていきません。互いにメリットは無い訳です。さらに例えばドライバーが乗車者に低評価をつけられてしまった場合、そのドライバーは二度とその乗車者を乗車許可しないと思います。これも現状nottecoの登録者自体が少ないことを踏まえると乗車者にとって損でしかありません。
となると、たとえそのドライブが満足いくもので無かった場合でも、乗車者はドライバーに対して高評価を与えるでしょう。これは逆もしかりです。
まとめますと、nottecoの会員ステータスは全く安全安心の基準になっていないのです。事実高評価はされているが、女性しか乗せない変なドライバーがいるといった話も聞きました。
この2点の課題を解決して、nottecoにはuberを超える日本のライドシェアサービスの代表格になるような素晴らしいシェアリングサービスを提供して頂きたいと思います。
nottecoのサイトはこちら!